発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004170416
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血管閉塞或いは非閉塞(血管収縮によるものなど)が要因となる虚血性腸疾患には,腸間膜動静脈血栓塞栓症や非閉塞性腸間膜虚血症がある.これらの疾患は初期症状に乏しく診断が遅れるため,今日でも予後不良の疾患である.予後の改善にはこれらの疾患の要因や危険因子を把握し,発症の疑いがある患者に対しては積極的に早期診断・治療を行うことが重要である.又,治療に関して近年interventional therapyが盛んに行われつつあり,比較的良好な成績を収めている
©Nankodo Co., Ltd., 2004