発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004197353
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移植成績を決定する大きな因子は免疫反応と保存された臓器の状態であり,後者においては摘出から生体挿入までの(冷)保存や再灌流後の組織・細胞障害の克服が重要である.近年の研究の進歩により保存液・保存法の改良,更に再灌流障害では臓器単位から細胞レベルでのシグナルの機構が少しずつ解明されており,新たな対策が検討されている.又,生体環境を考慮した新しい概念も導入されつつあり,臓器保存・保護は新たな局面を迎えている
©Nankodo Co., Ltd., 2004