発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004096673
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percutaneous isolated hepatic pertusion(PIHP)の方法と高度進行多発肝細胞癌79例に対する治療成績を述べる.対象例の主腫瘍径は6.9±4.8cm,血管侵襲はVp3以上が18例,Vv2以上が10例であった.全例UICC Stage IV(IV-A 66例,IV-B 13例)で担癌腫瘍量の高度例が大半を占めた.奏効率は評価不能1例を除きCR 19例,PR 32例,SD 19例,PD 8例でPR以上は64.5%と高率に腫瘍の縮小が得られた.5年生存率は79例全例では17.1%,Stage別ではIV-Bは0%と不良であったが,IV-Aでは20.3%であり高度に進展した末期肝細胞癌でもPIHPによって良好な局所制御が得られれば中~長期生存が可能になると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2003