発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004096674
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
光線力学的方法(PDT)とは,腫瘍に選択的に集積した腫瘍親和性光感受性物質を,励起レーザー光照射により光線力学的反応を誘発して生じる活性酸素種の酸化作用を利用して,癌組織を壊死に陥らせる治療法である.高齢である,重篤な合併症をもっている,切除不能であるなどの胆管癌患者に対し,PDTを利用してQOLの向上を目的に治療した.6例の1年生存率67%,中央値495日を得た.治療後合併症はなく,良好なQOLを得た.胆管癌の局所制御療法として効果が期待できる方法である
©Nankodo Co., Ltd., 2003