発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004089431
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著者等は,高度進行肝細胞癌79例(UICC Stage IV-A:66例,IV-B:13例)に対し計121回の経皮的肝灌流化学療法(PIHP)を実施した.CR19例,PR32例で,PR以上の奏効率は64.5%であった.大腸癌肝転移23例では最高3回の反復を含め計34回のPIHPを実施し,CRが1例,PR13例で奏効率は64%であった.米国のPIHP治験は第I相試験の段階にあり,うちテキサス大学の進行肝細胞癌11例における奏効率は70%であった.エール大学の転移性肝癌に対する奏効率は22~58%であった.以上より国内外施設の臨床第I,II相試験において,PIHPの奏効率は約60%で一致し,良好な局所制御効果が示された
©Nankodo Co., Ltd., 2003