発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004089425
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著者等はランダム化比較試験を用いて,養子免疫療法が肝癌の補助療法として有益かについて検討した.肝癌治癒切除155例をランダムブロック法を用いてリンパ球投与群とリンパ球非投与群にランダムに割付けた.そして,免疫群には5回の自己活性化Tリンパ球の移入を行った.その結果,観察期間4.4年の時点で,無再発生存は免疫群が対照群に比べ有意に良好であり(p=0.008),5年目無再発生存率は38%対22%であった.したがって,本療法により再発のリスクが41%(95%Cl 12~60%)低下した(p=0.01).以上,養子免疫療法は肝癌術後再発を抑制できると示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2003