肝癌治療のエビデンスとガイドライン エビデンスの検証とガイドライン
肝癌に対する化学療法
山下 竜也
1
,
荒井 邦明
,
金子 周一
1金沢大学 消化器内科
キーワード:
Cisplatin
,
Interferons
,
肝細胞癌
,
腫瘍多剤併用療法
,
生存率
,
EBM
,
診療ガイドライン
,
ランダム化比較試験
,
肝動脈内注入化学療法
,
Sorafenib
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Cisplatin
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Interferons
,
Survival Rate
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
,
Sorafenib
pp.870-876
発行日 2014年8月1日
Published Date 2014/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014279935
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第3回改訂版の「肝癌に対する化学療法」では,エビデンスレベルの高いsorafenibのランダム化比較試験を採択し,それに伴い治療効果判定や副作用対策の項目を盛り込むなど,Clinical Questionを大幅に改訂した.一方,肝動注化学療法はエビデンスの高い比較試験が行われていないものの,実臨床で依然として行われている治療であるため必要と判断した.本改訂で化学療法としてはじめて推奨レベルAの推奨が加わった.
©Nankodo Co., Ltd., 2014