肝細胞癌切除後の長期成績向上を目指して
術後補助療法 抗癌薬治療(補助化学療法)
長谷川 潔
1
,
國土 典宏
,
高山 忠利
,
幕内 雅敏
1東京大学 肝胆膵外科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
生存率
,
経口投与
,
アジュバント化学療法
,
ランダム化比較試験
,
Tegafur-Uracil
,
肝動脈内注入化学療法
Keyword:
Administration, Oral
,
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Survival Rate
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Chemotherapy, Adjuvant
pp.541-548
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007209496
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肝細胞癌に対する補助化学療法はいまだに有効なレジメンが見出されていない。薬剤によってはむしろ長期予後を悪化させる可能性があり、根拠がないまま、安易に抗癌治療を付加するのは危険である。ランダム化比較試験によって、有効性が期待されるレジメンの効果を一つひとつ厳密に評価していくべきである。
©Nankodo Co., Ltd., 2007