発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003308836
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潰瘍性大腸炎やCrohn病に伴う難治性肛門腟瘻の手術について述べた.肛門周囲の炎症が鎮静した状態で,単純な瘻孔の場合には腟口辺縁切開によるlocal repairを行い,瘻孔が複雑で組織欠損を伴う場合にはgluteal fold flapを用いた手術を行い良好な結果を得ている.手術は,良好な視野で確実な瘻孔壁の切除と組織の縫合,充填が重要である.更に,著者等が取り組んでいるように,整容面も考慮した確実な閉鎖方法により,患者のQOLを向上させることも必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2003