発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003308835
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
IV型痔瘻は稀であるが,適切な診断と治療が困難で再発率の高い疾患である.注意深い診察と共にMRI T2強調脂肪抑制画像法で膿瘍腔の広がりと瘻孔の走行を術前に正確に把握することが的確な治療を行うための第一歩である.本疾患は二期分割手術が必要で,膿瘍腔の適切なドレナージ手術(初回手術)を行った後に原発口の処置(二期手術)を行う.一期手術後の経過観察に,また術後再発症例の把握にもMRI検査は有用である
©Nankodo Co., Ltd., 2003