発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003304847
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55歳女.心窩部痛を主訴とした.骨髄異形成症候群にて経過観察されていた.血液検査,上部内視鏡,腹部超音波所見より,cT3N1M0,cStage IIIaと診断し,術前に血小板輸血を施行し,PLTを7×10^4/mlまで上昇させ手術を施行した.病理組織学的に,腫瘍径は80×90mm大で胃体中部から下部の小彎側で前壁から後壁にかけたびらんを伴う扁平隆起を主体とし,5型腫瘍と診断した.術後9ヵ月現在,再発の兆候はなく経過観察中である
©Nankodo Co., Ltd., 2003