発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003304845
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82歳男.嚥下困難,食欲不振を主訴とした.食道胃透視検査で食道下部狭窄を指摘された.血液性化学検査,食道胃X線,食道胃内視鏡,腹部CT,病理組織所見より,基底細胞癌と診断した.高齢であること,患者と家族の両者が手術を拒否したことから,S-1/CDDP併用化学療法を施行したところ奏効した.本化学療法は高齢者の食道基底細胞癌非切除例に奏効する可能性が高いと考えられた
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