特集 足趾の皮膚病
臨床例
足趾の有痛性紅斑を呈した食道癌皮膚転移
田中 陽奈
1
,
滝 奉樹
,
安田 公美
,
影山 潮人
,
榊原 章浩
,
脇田 重徳
1安城更生病院 皮膚科
キーワード:
緩和ケア
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍多剤併用療法
,
紅斑
,
食道鏡法
,
食道腫瘍
,
鑑別診断
,
生検
,
足指
,
疼痛
,
皮膚疾患-足部
,
皮膚腫瘍
,
扁平上皮癌
,
致死的転帰
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Foot Dermatoses
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagoscopy
,
Erythema
,
Pain
,
Palliative Care
,
Skin Neoplasms
,
Toes
,
Fatal Outcome
pp.409-412
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018219082
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<症例のポイント>・食道癌の皮膚転移は2%程度とまれであり、そのうち自験例のような指趾への転移はまれである。・転移性皮膚癌の臨床所見は、Brownstein & Helwigの分類によると結節型、炎症型、皮膚硬化型の3つに分類される。担癌患者の難治性の皮膚症状の鑑別として、転移性皮膚癌も多彩な臨床所見があることを念頭に鑑別に入れる必要がある。・転移性皮膚癌の治療法は、患者のQOLを重視して決定されなければならない。
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