発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003256656
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食道アカラシア,二次性アカラシアの病理組織学的所見を述べ,あわせてアカラシア食道に発生した癌について概説した.アカラシア症例のAuerbach神経叢はT細胞と好酸球の浸潤を認めるが,高度でない場合も多く,その終末像としては神経節細胞と神経線維は消失し,微細な膠原線維とごく少数のリンパ球浸潤により置換される.一方,アカラシアに発生する癌は,扁平上皮癌と術後のBarrett食道に続発した腺癌が大部分である
©Nankodo Co., Ltd., 2003