発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003201000
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
73歳男.右季肋部痛を主訴とした.胆道造影下三次元CT(DIC-3D-CT)にて,胆嚢底部の壁不整を認め,結節型病変もしくは平坦型病変の存在が考えられた.DIC-3D-CT所見より,胆石症を合併した早期胆嚢癌の可能性があり,腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.胆嚢底部に存在した12×10×2mmの結節型病変は,病理組織学的に血管の増生と反応性リンパ球の増加を伴う管状腺腫であり,悪性所見は認めなかった.術後経過は良好で,退院した
©Nankodo Co., Ltd., 2003