発行日 2002年9月1日
Published Date 2002/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003055002
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1993年1月~2001年12月間に胆管結石204例中122例に内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)や内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)による胆管結石の除石を行った.内訳は10例には開腹下胆管切石を,72例には腹腔鏡下切石術を行った.72例のうち6例は開腹術に移行したが43例は腹腔鏡下胆管切開法で,23例には腹腔鏡下経胆嚢管法で除石を行った.合併症を認めたのが6例で,遺残結石は3例に認めたが,保存療法により治癒した.C-tubeの併用が入院期間の短縮及び合併症の予防や対処に有効であった.腹腔鏡下胆管切石術は乳頭機能が正常な胆管結石症例の第一選択療法であると思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2002