発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003197839
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72歳女.軽度の下腹部痛と嘔吐を自覚した.右下腹部に腫瘤を触知し,精査加療目的に入院となった.画像所見などから,回盲部の潰瘍性病変,回盲部膿瘍,更に横行結腸への浸潤も疑われることから,悪性腫瘍を念頭に置いて開腹術を施行した.病理組織学所見により,虫垂粘液嚢胞腺腫と診断した.横行結腸への炎症性癒着を認めた.術後経過は良好で,術後3年の現在,健在である
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