発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003071197
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55歳男.直腸癌手術後の経過観察中の大腸内視鏡検査で直腸吻合線上に病変を認めた.内視鏡的粘膜切除を施行した結果,高分化型腺癌と診断した.切除断端が陽性であったため手術目的で入院した.内視鏡検査,画像診断などから直腸癌吻合部再発の診断で,腹仙骨式直腸切除術を施行した.腹腔内は肝転移,リンパ節転移,腹水,播種等の再発を疑わせる所見を認めなかった.術後経過は良好で退院し,術後2年を経過した現在,再発の兆候なく外来で経過観察中である
©Nankodo Co., Ltd., 2002