発行日 2002年9月1日
Published Date 2002/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003055013
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49歳男.腹痛,食欲不振,体重減少を主訴とした.腹部超音波,CT所見より腸間膜或いは小腸原発の悪性腫瘍が疑われたが,注腸造影像で盲腸及び直腸S状部に隆起性病変を認めた為,大腸内視鏡検査を行った結果,大腸病変は腸外よりの圧迫によるものと思われ,開腹術を行った.その結果,原発性小腸癌による閉塞性イレウス及び腹膜転移と診断し,盲腸部切除術を施行した.術後抗癌剤治療を行ったが,一旦軽快して退院したものの再燃により癌死した
©Nankodo Co., Ltd., 2002