発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006009832
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他臓器の癌治療と同様に,大腸癌でも癌進展度に応じたそれぞれの治療法が選択されている.なかでも,術前にリンパ節転移,壁深達度を正確に診断することは,手術術式を決定するうえでとくに重要と思われる.最近の画像診断は驚異的に進歩しており,X線検査および内視鏡検査に加え,超音波断層診断により精度の高い術前進展度診断が可能となっている.それに加えmultidetector-row CT(MDC)の登場により,CTの役割はさらに重要なものとなった.今回,MDCTによる多断面再構成像(multi-planar reconstruction:MPR)や3次元画像の診断的意義についても述べた
©Nankodo Co., Ltd., 2005