発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003026449
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原発性硬化性胆管炎は,胆管周囲の非特異的な炎症性細胞浸潤と線維化により肝内外胆管の硬化,狭窄ないし閉塞をきたす原因不明の肝疾患である.治療として肝移植が有効とされるが,移植時期の決定,胆管癌や潰瘍性大腸炎の合併ならびに移植後の再発など様々な問題があげられる.本邦における原発性硬化性胆管炎の肝移植報告はあまり多くないが,欧米の報告と自験例を中心に,今後の治療選択について述べた
©Nankodo Co., Ltd., 2002