発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003026448
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肝内結石症はまれな疾患であるが,しばしば再発・再燃を繰り返すため,その治療には非常に難渋する.本症の成因には細菌感染を伴った胆汁うっ滞が深く関与していると考えられ,従来著者等は結石の除去と胆汁うっ滞の解除を目的として,おもに肝切除術や拡大胆管切開切石術を行い,それに胆汁うっ滞解除を目的とした付加手術を行ってきた.しかし,近年は内視鏡的切石術に代表される非手術的な治療法も重要な位置を占めるようになってきており,今後は各々の病態に応じてこれらの治療法を組み合せ,集約的に治療をすすめていくことが重要であると考える
©Nankodo Co., Ltd., 2002