発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002087761
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50歳女.貧血の精査中に直腸の病変を発見され生検でカルチノイドと診断された.大腸内視鏡検査所見から直腸カルチノイドの診断で,腫瘍が7mmと小さい事や肛門縁から7cmと少し深い事を考慮し,total biopsyもかねてTEMを施行した.病理組織所見から本症と診断され,脈管侵襲は認められず,切除断端は側方,下方とも陰性であり完全切除がなされていた.術後経過は良好で,術後31ヵ月の現在再発の徴候なく経過観察中である
©Nankodo Co., Ltd., 2001