発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002091334
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43歳女.1998年2月に右乳腺葉状肉腫の診断で単純乳房切除術を受けた.術後より創痛強くロキソプロフェンナトリウムの内服を続けていたが軽快せず,星状神経節ブロックが行われたが次第に効かなくなり,瘢痕部に限局した灼熱痛と強い圧痛がみられた.1999年5月にトラニラスト300mg/日の内服を開始したところ痛みが減少してきた.8月には瘢痕に触れた時に軽い違和感を感じるだけでpain freeの状態となった.トラニラスト服用を中止して6ヵ月経過したが疼痛の再発はない
©Nankodo Co., Ltd., 2001