発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002007100
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56歳女.1997年12月検診の腹部US検査にて肝腫瘤を指摘され腹部CT,MRI検査施行後入院となる.腹部US検査で肝右前上区域に径3.5cmの腫瘤を認め,腹部CT検査,MRI検査でT2強調像で中等度高信号域を示す円形腫瘤を認めた.以上より肝膿瘍を疑うも肝腫瘍も否定できず手術を施行した.肝右前上区域に横隔膜と軽度の線維性癒着を伴った表面から軽度膨隆した腫瘤を認めた,肝表面は周囲よりやや黄白色を呈したや柔らかな腫瘤で,術中超音波で肝部分切除術を施行,術後組織学的に孤立性肝結核腫と診断した.術後経過良好で抗結核療法は行わず経過観察中である
©Nankodo Co., Ltd., 2001