臨床経験
大動脈下リンパ節に単発転移をきたした肝細胞癌
田中 宏和
1
,
山崎 順久
,
渡辺 裕介
,
中出 雅治
1大阪赤十字病院 呼吸器外科
キーワード:
肝細胞癌
,
リンパ行性転移
,
大動脈
,
リンパ節郭清
,
血管腫瘍
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
陽電子放射型断層撮影
,
胸部CT
Keyword:
Aorta
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Lymphatic Metastasis
,
Lymph Node Excision
,
Vascular Neoplasms
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Positron-Emission Tomography
pp.207-209
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016152988
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40歳女。肝細胞癌術後4年目に左反回神経麻痺による嗄声が出現した。胸部CTにて大動脈下リンパ節の腫大を指摘され、精査加療目的に当科受診となった。診断治療目的で腫大リンパ節を胸腔鏡下に切除し、病理組織学的に肝細胞癌の大動脈下リンパ節転移と診断された。術後2ヵ月で左声帯麻痺による嗄声は改善し、その後の経過も良好であった。
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