リンパ節転移と郭清-癌腫別の意義
食道癌・胃癌におけるリンパ節転移と郭清の意義
高橋 剛
1
,
土岐 祐一郎
1大阪大学 消化器外科
キーワード:
胃鏡法
,
胃腫瘍
,
腫瘍進行度
,
リンパ行性転移
,
食道胃接合部
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
大動脈
,
脾臓摘出術
,
リンパ節郭清
Keyword:
Aorta
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagogastric Junction
,
Gastroscopy
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Neoplasm Staging
,
Splenectomy
,
Stomach Neoplasms
,
Esophagectomy
pp.719-724
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013227288
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消化器癌に対する手術において,もっとも重要な要素の一つにリンパ節郭清があげられる.必要十分な郭清範囲の決定には,これまでのデータの蓄積ならびに解析が必須である.本稿では,食道癌,胃癌に対するリンパ節転移のエビデンスと,それを元とした現在本邦で施行されているリンパ節郭清について解説する.また,近年本邦においても増加を認めている食道胃接合部癌は,食道癌と胃癌の狭間として取り扱われ,明確な結論はない.本稿においては,現在の話題についても検討する.
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