発行日 2015年11月1日
Published Date 2015/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016009601
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34歳女。妊娠31週に発症した自然気胸に対し、携帯型気胸ドレナージキット(ソラシックベント;以下TV)を用いて外来治療を行い、手術時期の慎重な検討のもとに待機的手術を施行し、良好な結果が得られた。TVはドレナージ治療だけでなく気漏の有無を確認することもでき、さらに、吸引機へ接続し持続陰圧下におくことも可能であることから、本例のような妊娠合併気胸において、外来ドレナージを行いながら状況により手術へ移行するという方針をとることが十分可能であると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2015