発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015390523
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55歳男。飲酒運転中に中央分離帯に衝突し、事故発生から2時間後に当院救急搬送となった。臨床経過および胸部画像所見より、鈍的交通外傷による右房破裂と診断し、搬送から4時間34分後に緊急手術を行った。剣状突起下小切開で心膜開窓術を行い、血圧は上昇したが、その後心嚢内からの出血が持続し、再び血圧低下を認めたため、胸骨正中切開を追加したところ、右心耳に3cm程度の損傷が確認され、損傷部位を縫合閉鎖した。術後経過は良好で、術後10日目に独歩退院した。
©Nankodo Co., Ltd., 2015