心・大血管疾患合併肺癌の治療戦略 大動脈疾患・大動脈浸潤
大動脈合併切除を行った原発性肺癌
吉田 康浩
1
,
岩崎 昭憲
1福岡大学 呼吸器外科
キーワード:
腫瘍侵入性
,
腺癌
,
大動脈疾患
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
扁平上皮癌
,
血管腫瘍
,
出血-術後
,
大細胞癌
,
治療成績
,
大動脈置換術
,
肺癌-小細胞
Keyword:
Aortic Diseases
,
Adenocarcinoma
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Lung Neoplasms
,
Neoplasm Invasiveness
,
Pneumonectomy
,
Treatment Outcome
,
Carcinoma, Large Cell
,
Postoperative Hemorrhage
,
Vascular Neoplasms
,
Small Cell Lung Carcinoma
pp.299-303
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015206411
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大動脈合併切除を行った原発性肺癌について検討した。大動脈合併切除を要した原発性肺癌8例を対象とした。3例にプラチナ製剤を含む2剤併用療法で導入化学療法行い、術前放射線治療を施行した症例は2例であった。左肺全摘出が5例、左肺上葉切除術が3例に施行された。系統的2群リンパ節郭清以上が全例に施行された。術後合併症は、1例に人工血管吻合部からの出血が見られ、止血術を施行した。その他、術後肺炎が1例、抗不整脈薬投与が必要な頻拍が1例みられたが、手術関連死は認めなかった。予後については、中央生存期間が1485日、5年生存率が50%であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015