心・大血管疾患合併肺癌の治療戦略 虚血性心疾患
虚血性心疾患合併肺癌の治療戦略
宮本 信宏
1
,
岸本 晃司
,
末廣 章一
,
織田 禎二
,
田邊 一明
1島根大学
キーワード:
狭心症-不安定
,
腺癌
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
扁平上皮癌
,
心筋虚血
,
致死的転帰
,
非体外循環下冠状動脈バイパス術
,
経皮的冠状動脈インターベンション
,
胸部CT
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Angina, Unstable
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Lung Neoplasms
,
Pneumonectomy
,
Fatal Outcome
,
Myocardial Ischemia
,
Coronary Artery Bypass, Off-Pump
,
Percutaneous Coronary Intervention
pp.279-285
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015206408
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虚血性心疾患合併肺癌の治療戦略について検討した。原発性肺癌4例に対して冠状動脈バイパス術(CABG)・肺切除同時手術を施行した。いずれも心拍動下冠状動脈バイパス術(OPCAB)後に肺切除術を行った。原発性肺癌に対しては2例に縮小手術を行ったが、ほかの2例には肺葉切除以上の手術を施行した。CABGはいずれも1枝バイパスのみとした。術後3例に肺炎を合併し、うち1例は膿胸、1例は敗血症に進展し、後者はその後多臓器不全に陥り在院死した。
©Nankodo Co., Ltd., 2015