虚血性心疾患の最近の話題 虚血を見逃さない臨床から分子生物学まで
急性冠症候群の課題 不安定狭心症における緊急冠動脈インターベンションの適応と待てる症例
小谷 順一
1
1国立循環器病研究センター 心臓血管内科
キーワード:
Calcium Channel Blockers
,
亜硝酸塩
,
Adrenergic Beta-Antagonists
,
狭心症-不安定
,
心臓カテーテル法
,
動脈硬化症-アテローム性
,
冠血管造影
,
診療ガイドライン
,
インターベンショナル超音波診断
,
リスク評価
,
非体外循環下冠状動脈バイパス術
,
急性冠動脈症候群
,
経皮的冠状動脈インターベンション
Keyword:
Adrenergic beta-Antagonists
,
Angina, Unstable
,
Calcium Channel Blockers
,
Cardiac Catheterization
,
Nitrites
,
Practice Guidelines as Topic
,
Coronary Angiography
,
Ultrasonography, Interventional
,
Risk Assessment
,
Atherosclerosis
,
Coronary Artery Bypass, Off-Pump
,
Acute Coronary Syndrome
,
Percutaneous Coronary Intervention
pp.408-413
発行日 2010年9月1日
Published Date 2010/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010305906
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
不安定狭心症は臨床症状から診断される病名であるが、その誘因はさまざまである。この中では急性冠症候群に伴うものが多いが、二次性の心筋虚血あるいは冠攣縮をその原因とするものも少なくない。一方、超急性期の薬剤介入がPCIの成績に寄与するという報告や冠動脈CTの普及から、従来のような超急性期の血行再建を念頭に置いたカテーテル検査の意義が再び注目されている。本症の急性期目標は心筋障害を最小限にすることである。
©Nankodo Co., Ltd., 2010