発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004282801
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下大静脈浸潤高度進行肝癌に対する積極的な手術は,その術後に早期の遠隔転移や肝内再発の可能性が常にあり,拡大肝切除により予後が改善するというエビデンスは未だ確立されていない.現状では長期生存の報告例がある限り,個々の症例の手術適応を根治性の有無,手術自体の侵襲性と患者のQOLの向上,そして医療チームの技術的レベルを基に慎重に考慮した上で,患者・家族から十分なインフォームド・コンセントを得て行う必要がある
©Nankodo Co., Ltd., 2004