発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014063382
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症例は79歳女性で、僧帽弁閉鎖不全症(MS)に対する直視下僧帽弁交連切開術21年後に労作時呼吸困難が出現し、うっ血性心不全の診断で当院入院となった。精査の結果、石灰化左房、左房内血栓を伴った再発MSと診断し、僧帽弁置換術、左房内血栓・石灰化除去術を施行した。術後、肺高血圧の悪化による急性右心不全を呈したため、経皮的心肺補助装置(PCPS)+持続的血液濾過透析(CHDF)を導入した。導入後は血行動態が安定し、第4病日に右室機能が改善しPCPSから離脱し、第10病日にCHDFを離脱し、第65病日に独歩退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013