発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014063381
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症例は70歳男性で、CABG後の虚血性心筋症を伴う重症心不全に対して心臓再同期療法(CRT)が試みられたが、冠状静脈洞狭窄のため経静脈的左室リード留置が不成功に終わり、外科的左室リード留置目的で当科紹介となった。術前CARTOシステムによる心内膜側マッピングから、左室リードの至適移植部位を予測することで、胸腔胸下左室心外膜リード植込み術を施行することができた。術後経過は良好で、術前認められた左室非同期収縮や僧帽弁閉鎖不全症は軽減し、NYHA分類はIVからIII度へ改善した。
©Nankodo Co., Ltd., 2013