発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013186587
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62歳女性。検診にて胸部異常陰影を指摘され、精査加療目的で近医より著者らの施設へ紹介となった。入院時、胸部CTでは右肺下葉に約3cm大の境界明瞭な分葉状の腫瘤が認められ、PETでは右肺下葉腫瘤部にFDG集積がみられた。以上より、本症例は肺悪性腫瘍を疑い、右肺下葉切除術を施行したところ、病理組織学的に肺類上皮血管内皮腫(多発)と診断された。目下、術後1年10ヵ月経過で再発は認められていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2013