発行日 2012年6月1日
Published Date 2012/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2012356919
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38歳男。前胸部痛、呼吸苦を主訴とした。他院での造影CTでStanford A型急性大動脈解離(AAD)と診断され、手術目的で搬送された。心電図にて左室肥大、心エコーにて大動脈弁閉鎖不全III度、胸部CTにて大動脈基部から上行大動脈までの大動脈解離を認めた。左右冠状動脈を同一のボタンとして再建する基部置換、上行置換術を施行した。Warfarin管理とし、術後14日目に退院となったが、MDCTで冠状動脈ボタンに狭窄は認めず、右冠状動脈の走行が明確に確認できた。
©Nankodo Co., Ltd., 2012