発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2010186379
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75歳女。主訴は突然の咳嗽であった。胸部X線およびCTでは縦隔気腫と右胸水を認め、食道透視所見にて造影剤の漏出を確認したため、特発性食道破裂の診断で発症8時間後に緊急手術を施行した。胸腔鏡観察にて下部食道右壁に長径1.5cmの破裂部を認め急性膿胸の状態であったため、5cmの小切開を加え胸腔鏡下に食道全層を縫合し、開腹して作成した有茎大網弁にて充填した。術後経過良好で50病日に退院した。
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