発行日 2010年3月1日
Published Date 2010/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2010155759
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心拍動下冠状動脈バイパス術直後から第3病日までlandiololを持続静脈注射投与したL群30例(男22例、女8例、平均年齢67.0歳)の周術期における心房細動の発症率や循環動態を、landiololを投与しないC群50例(男33例、女17例、平均年齢67.3歳)と比較検討した。投与期間を通じL群はC群と比較して、心拍数は有意に低く拡張期血圧と全身血管抵抗は有意に高かった。心房細動の発症率はL群16.7%、C群40.0%とL群が有意に低く、landiolol投与により心房細動の発症が抑えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2010