特集 β遮断薬 これまで集積されたノウハウと薬物治療の最前線
β遮断薬の日米欧ガイドラインにおける位置づけとエビデンス 周術期(非心臓手術・心臓手術)
古市 結富子
1
,
坂本 篤裕
1日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院 麻酔科
キーワード:
Adrenergic Beta-Antagonists
,
術後合併症
,
心筋梗塞
,
心臓外科
,
心房細動
,
経口投与
,
冠状動脈バイパス術
,
診療ガイドライン
,
Landiolol
,
静脈内投与
,
アメリカ
,
日本
,
ヨーロッパ
,
手術死亡率
Keyword:
Atrial Fibrillation
,
United States
,
Japan
,
Myocardial Infarction
,
Cardiac Surgical Procedures
,
Adrenergic beta-Antagonists
,
Administration, Oral
,
Practice Guidelines as Topic
,
Postoperative Complications
,
Europe
,
Coronary Artery Bypass
,
Administration, Intravenous
,
Landiolol
pp.2943-2947
発行日 2020年8月5日
Published Date 2020/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020348683
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<Key Points>◎周術期β遮断薬投与に関する予後改善効果はいまだ結論がついていない。◎現時点でのガイドラインを踏まえた上で、患者個別への対応を行うこと、急速な導入と中止を避けることが大切である。◎心臓手術においては、周術期β遮断薬投与により、術後不整脈予防効果が期待できる。◎超短時間作用型β遮断薬ランジオロールは調節性の良さと安全性の高さから周術期に使用しやすく、適応が広がっている。
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