変革する心房細動診療とその実践up-to-date
心房細動を管理する 心拍数調節でよいと判断したら 誰に、何を、どのように使うのか?
岩崎 雄樹
1
1日本医科大学 循環器内科
キーワード:
Calcium Channel Blockers
,
Digoxin
,
WPW症候群
,
Adrenergic Beta-Antagonists
,
心拍数
,
心房細動
,
経口投与
,
カテーテル切除術
,
静脈内投与
Keyword:
Administration, Oral
,
Adrenergic beta-Antagonists
,
Calcium Channel Blockers
,
Atrial Fibrillation
,
Digoxin
,
Heart Rate
,
Wolff-Parkinson-White Syndrome
,
Catheter Ablation
,
Administration, Intravenous
pp.460-465
発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008149304
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心房細動治療として心拍数調節を行う際に、どのような患者にどの薬剤を使用すればよいか?また、どれぐらいの心拍数を目標に治療を行えばよいか?を考えて治療にあたることが重要である。薬剤はβ遮断薬とCa拮抗薬(verapamil・diltiazem・bepridil)、digoxinがあるが、基礎心疾患・心機能、腎機能、肝機能を考慮し、薬剤を選択調節する必要がある。また、投与方法は静脈投与と経口投与があり、患者の状態に応じて適宜選択する。心機能低下症例に加えて副伝導路を有するWPW症候群、甲状腺機能亢進症患者など特殊な条件の患者の心拍数調節が必要となることがある。薬物治療による心拍数調節が難渋した場合は、非薬物治療による心拍数調節が行われることがある。
©Nankodo Co., Ltd., 2008