大動脈基部置換術
遠隔期評価 Sevensson法による大動脈基部置換術の64列MDCTを用いた遠隔期評価
中平 敦士
1
,
佐々木 康之
,
平居 秀和
,
末廣 茂文
1大阪市立大学 心臓血管外科
キーワード:
体外循環
,
大動脈弁閉鎖不全症
,
低体温法
,
大動脈置換術
,
マルチスライスCT
,
胸骨切開術
Keyword:
Aortic Valve Insufficiency
,
Extracorporeal Circulation
,
Hypothermia, Induced
,
Sternotomy
,
Multidetector Computed Tomography
pp.995-999
発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009358789
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Svensson法により大動脈基部置換術を行った32例について、64列MDCTを用いて遠隔期成績を評価した。経過観察6.9±4.9(最長16.4)年で心筋虚血事象は認めず、全例で手術手技に関連する追加治療を必要としなかった。64列MDCTは術後4.5±3.6(最長14.9)年に施行し、全例で冠状動脈吻合部の仮性瘤を認めず、また左冠状動脈再建に用いた間置グラフトは良好に開存しており、屈曲や狭窄を認めなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2009