発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009234159
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著者らの施設では胃大網動脈(GEA)グラフト採取時の視野展開の工夫として、Universal Stabilizerにassiatant attachmentをつけて肝臓を持ち上げることで、術野を確保している。1)2007年1月~12月にかけ施行された単独CABG 99例のうち、本法でGEAを採取した患者は36例(36.4%)であった。2)平均手術時間は251.1分、平均バイパス数は3.6本であり、3枝バイパス以上の症例は32例(88.9%)であった。3)GEAの末梢吻合数は40吻合で、術後早期グラフト開存率は95%であった。尚、手術死亡例、在院死亡例はともに認めず、術後の合併症もみられなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2009