発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2007094869
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66歳女性。患者は検診にて胸部X線上で異常陰影が指摘され、精査目的で著者らの施設へ受診となった。入院時、腫瘍マーカーで異常はみられず、胸部単純X線では右下肺野に腫瘤影がみられ、CTでは右中葉末梢に辺縁不整な結節影が確認された。胸腔鏡下肺生検術を行ったところ、病理組織学的に肺結節性アミロイドーシスの診断が得られた。術後は経過良好で、退院後に全身検索を行ったが肺以外にアミロイドの沈着は認めず、他の原因疾患もみられなかった。そのため、最終的に本症例は肺限局性結節性アイロイドーシスと診断された。術後1年7ヵ月経過現在、再発はみられていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2006