Japanese
English
症例報告
皮膚限局性結節性アミロイドーシスの1例
A case of amyloidosis cutis nodularis
嘉陽 織江
1
,
加藤 陽一
1
,
工藤 清孝
2
Orie KAYO
1
,
Yoichi KATO
1
,
Kiyotaka KUDO
2
1岡崎市民病院皮膚科
2半田市立半田病院皮膚科
1Department of Dermatology, Okazaki City Hospital, Okazaki, Japan
2Department of Dermatology, Handa City Hospital, Handa, Japan
キーワード:
結節性アミロイドーシス
Keyword:
結節性アミロイドーシス
pp.224-226
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101444
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要約 63歳,男性.1999年より下顎に自覚症状のない結節が出現した.HE染色では真皮全層に好酸性無構造物質が沈着していた.この物質はアルカリコンゴーレッド染色にて淡紅色に染まり,偏光顕微鏡下において黄緑色の偏光を呈し,アミロイドと同定した.抗AL抗体(κ,λ)との反応性は陰性であった.全身性アミロイドーシスを示唆する所見はなく,皮膚限局性結節性アミロイドーシスと診断した.過去の本邦報告例について若干の文献的考察を加えた.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.