発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2006036367
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局所進行肺癌(T3-4)の治療成績を検討した.対象は,局所進行肺癌(T3-4)89例(男性76例,女性13例・平均61.9歳)で,病理病期はIIB期54例,IIIA期15例,IIIB期20例,術式は肺葉切除72例,肺摘除17例であった.5年生存率は組織型,術式,合併切除臓器数,術前療法の有無,呼吸機能別で有意差はなく,浸潤臓器別では胸壁合併切除32.1%,気管分岐部41.2%,大血管31%,横隔膜33%,左房,胸膜浸潤例は0%であったが,3年生存率は各々40%,50%であった.pT3-4N1 20例(男性19例,女性1例・平均60.9歳)では,肺門N1リンパ節(#10)の5年生存率は22.0%,葉間N1リンパ節(#11~13)は38.0%で有意差はなかった.N1例で1000日以上の長期生存例5例を認め,全例IIIA期で,4例が扁平上皮癌,肺門N1が3例,葉間N1が2例で,全例が単一リンパ節のみへの転移であった.pT3-4例でpN0-1の5年生存率は35.5%,pN2は8.3%と有意差を認めた
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