発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005290822
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on-pump冠状動脈バイパスグラフト(CABG)施行症例53例を対象に,体外循環中の血流波形をtransit time flow measurement(TTFM)で記録し,術後の冠状動脈造影(CAG)所見と比較検討した.その結果,TTFMは体外循環中および離脱後の血流波形を記録可能で,血流波形は術後CAGのグラフト造影所見と高い相関が示された.体外循環中に良好な血流波形が得られた症例では,術後のCAGでも高い開存性がみられた.以上より,体外循環中のTTFMによる血流測定はグラフト機能不全の検出に有用であることが示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2005