発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004289037
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64歳男.高血圧で定期外来受診時の胸部X線像にて左中肺野に2cm大の結節影を指摘された.胸部CTで左肺S1+2領域にブラに隣接する2cm大の結節を認め,左B1+2からの経気管支肺生検で扁平上皮癌と診断した.全身転移検索を行い,cT1N0M0,IA期の原発性肺癌と診断し,前側方切開第4肋間開胸による左上葉切除+縦隔リンパ節郭清(ND2a)を施行した.病理組織所見で腫瘍は左肺S1+2b原発の充実性敷石状に発育する中分化扁平上皮癌で,pT2N0M0,IB期と診断した.術後合併症なく順調に経過し,術後19日に退院した
©Nankodo Co., Ltd., 2004