特集 新メカノトランスダクション:工学との融合が明らかにする力学刺激センサーの動作とシグナル伝達
AFMでメカノセンサー1分子を釣り上げる
牧 功一郎
1
,
韓 成雄
,
安達 泰治
1京都大学再生医科学研究所 バイオメカニクス研究領域
キーワード:
メカニカルストレス
,
タンパク質高次構造
,
張力
,
原子間力顕微鏡検査法
,
Alpha-Catenin
,
メカノトランスダクション
,
ナノテクノロジー
,
タンパク質アンフォールディング
,
一分子計測
Keyword:
Protein Conformation
,
Stress, Mechanical
,
Tensile Strength
,
Microscopy, Atomic Force
,
Nanotechnology
,
Mechanotransduction, Cellular
,
alpha Catenin
,
Protein Unfolding
pp.917-921
発行日 2014年8月22日
Published Date 2014/8/22
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メカノセンサー分子は“力”に対して“変形”し,生化学的シグナルを制御することが示唆されている.しかし,それらのメカノセンサー分子がどの程度の大きさの張力下で変形し,ほどけるのかについてはいまだ不明な点が多い.本稿では,生体分子の力学的挙動を解析するツールの1 つとして,原子間力顕微鏡(AFM)を用いたナノフィッシングを紹介する.さらに,1 分子AFMナノフィッシングの一例として,細胞間でメカノセンサーとして機能するα - カテニン分子の解析例を示す.
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