特集 次世代生物学の扉を開く 1細胞解析法
1細胞遺伝子発現動態のゲノムワイド解析とモデル化
谷口 雄一
1
1理化学研究所生命システム研究センター 細胞遺伝子発現動態研究ユニット
キーワード:
Escherichia coli
,
mRNA
,
遺伝子発現
,
遺伝モデル
,
蛍光顕微鏡検査法
,
タンパク質生合成
,
時間因子
,
ナノテクノロジー
,
マイクロフルイディック分析技術
,
ゲノムワイド関連解析
,
単一細胞解析
,
一分子計測
,
ゆらぎ
Keyword:
Escherichia coli
,
Microscopy, Fluorescence
,
Models, Genetic
,
RNA, Messenger
,
Time Factors
,
Protein Biosynthesis
,
Gene Expression
,
Nanotechnology
,
Microfluidic Analytical Techniques
,
Genome-Wide Association Study
,
Single-Cell Analysis
pp.251-257
発行日 2015年2月22日
Published Date 2015/2/22
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1つ 1つの細胞で行われる遺伝子発現はばらばらであり,かつ時々刻々と変化する.筆者らは,こうした“遺伝子発現ノイズ”を 1分子レベルで,かつ全ゲノムのスケールで定量化する技術を開発し,得られた結果からノイズ発生の一般原理,および定量モデルを導出することに成功した.本稿では,筆者らの行った技術開発・解析の概要と,同定した遺伝子発現過程のノイズモデルについて解説する.
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